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「仙台短編文学賞」は、仙台・宮城・東北の地から発信する、新しい文学賞です。第5回の募集期間は2021年7月1日から11月15日です。当日消印有効です。

主催:「仙台短編文学賞」実行委員会(荒蝦夷、河北新報社、プレスアート) 

共催:仙台文学館[(公財)仙台市市民文化事業団]

協力:仙台市、東北学院大学、宮城県書店商業組合、エフエム仙台、宮城県古書籍商組合、株式会社図書館流通センター  

後援:東北大学災害科学国際研究所、関西学院大学災害復興制度研究所(予定)

第5回選考委員 玄侑宗久さん

 

<選考委員コメント>

政治に言論の貧しさを感じるこの頃である。しかしそれはもしや文学の豊かな環境ではないか。コロナによる「巣ごもり」生活も、順風だと思っていい。

怺えつづけていた思いが、その表出に見合った形を探しあてる。おそらくそれが文学の発生だろう。「ジャンルを問わず」とは、思いに見合った形ならどんなものでもいいということだ。作者にも選者にも、これは嬉しい自由さではないか。

ただ雪の結晶も塵を中心に形成されるように、この場合も「東北と関連する」という些細だが重大な条件がある。たぶんそれは、佳い作品に出逢えれば重大だが些細なことに思えるのだろう。

できれば言葉では表現できない世界を見据え、ぎりぎりまで言葉での表現を突き詰めてほしい。贅沢を言えば、「時」を感じさせる作品が読んでみたい。

<プロフィール>

1956(昭和31)年、福島県三春町生れ。慶應義塾大学中国文学科卒。様々な仕事を経験した後、京都の天龍寺専門道場で修行。現在は臨済宗妙心寺派の福聚寺住職。デビュー作「水の舳先」が芥川賞候補となり、2001(平成13)年、「中陰の花」で芥川賞を受賞。著書に小説として『アブラクサスの祭』『化蝶散華』『御開帳綺譚』『アミターバ−無量光明』『リーラ 神の庭の遊戯』『龍の棲む家』『テルちゃん』『阿修羅』『四雁川流景』『光の山』など。他に『私だけの仏教』『まわりみち極楽論』『禅的生活』『多生の縁』『釈迦に説法』『禅語遊心』『現代語訳 般若心経』『禅のいろは』『荘子と遊ぶ』『無常という力』などがある。2014年「光の山」にて平成25年度(第64回)芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。

撮影:藤田修平

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